地域医療構想とは

地域医療構想とは簡単に説明すると「各地域の医療については各地域で決めてね」ということです。

それでは栄養士にとっての地域医療構想って何?知っておく必要ある?

いろいろ大事なポイントはありますが、1つお伝えしたいことがあります。
まずは下の図を見てください。

厚生労働省 地域医療構想による2025年の病床の必要量
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/17/backdata/02-07-02-01.html

この図の中であなたが勤めている病院はどれでしょう?

それぞれの病院の機能については厳密な定義があるわけではありませんが、以下のようになります。

地域医療策定ガイドライン P16

病院機能と栄養士のキャリア

もしあなたの勤めている病院機能がわからない場合、
サッカーの試合のはずがバスケットの会場に来てしまったくらいの間違いを冒す可能性があります。

栄養士の働くフィールドは広いため「高度急性期も回復期も同じ病院でしょ?」と思うかもしれませんが、それは「サッカーもバスケも同じ球技でしょ?サッカーと水泳くらい違うならわかるけど、ボール使ってるんだから一緒じゃない」と言っているのと同じくらいの感覚です。

つまり、サッカーがうまくなるためにバスケやラグビーを練習しないのと同じようにあなたが継続してキャリアを積むためには、ある程度の期間は転職をしたとしても同じフィールドで経験や知識を積むのが良いのではないかと思います。

“病院栄養士になりたい”と就活を頑張っているあなた。

あれ?思っていた病院栄養士じゃないな“と思っている就職間もないあなた

これからどんなことをしていけばよいんだろう“と思っている中堅のあなた

まずは、自分のフィールドを理解し戦術を考える時です。

そのフィールドを理解するための第一歩が、まさに地域医療構想です。

なぜなら毎年転勤、引っ越しをしない限りあなたが戦うフィールドはあなたが住んでいる地域だからです。

そして、この地域の示す範囲は医療圏と呼ばれ、三次医療圏、二次医療圏にわけることができます。三次医療圏は概ね都道府県単位(北海道は6医療圏にわかれる)であり、二次医療圏はさらに小さい単位でわかれます。
最後にまとめます

『あなたの所属する医療圏を把握し、あなたの勤めている病院機能を知る』

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