前回の栄養士も知っておきたい『栄養士も知っておきたい地域医療構想①』では病院機能についてご紹介しました。

今回は栄養士も知っておきたい医療圏について見ていきたいと思います。

医療圏とは医療法によって定められた、都道府県が制定する、病床整備のための単位となっています。

医療圏には1次医療圏から3次医療圏があります。それぞれの役割は以下の通りです。

日常的に医療圏の話が出る場合は、2次医療圏の話になっている場合が多いのではないかと思います。

医療圏については理解できましたが、

私の住んでいる医療圏は?

私が働いている病院の医療圏は?

栄養士の私が医療圏を知っておく必要は?

それでは、まずは皆さんが住んでいる、もしくは勤務されている病院が属している2次医療圏を調べてみましょう。

地域医療情報システム:https://jmap.jp/

自分の住んでいる地域や勤めている2次医療がわかったあとは、各都道府県の県庁等のホームページでそれぞれの医療圏について(疾患や医療従事者の数、今後の患者推計など)報告がされています(調べるときは「○○県 ○○医療圏」で調べると良い)。

いろいろな見方や考え方があると思いますが、

自分の病院は地域での機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)や病床数などを見ることができます。

また、県によっては該当の医療圏で多い疾患なども載っています。

皆さんの所属している病院の地域での機能と役割がわかれば、病院の向かう先や方針が見えてきます。

病院の向かう先や方針は病院の一部署である栄養部門にも関わってきます。

この病院の役割や向かう先については栄養士も知っておくべきだと思います。特に部門の長もしくは中間管理職に栄養士、これから管理職になる栄養士、その地域で病院で長く働きたいと思っている栄養士は特に知っておくべきだと思います。

また、これから転職や転職を考えている方は、次の行き先が自分の思っている病院で自分が思っている働き方ができるか事前に確認することができます。

今後、実際に私が転職の際に医療圏や病院機能を下調べして転職前に準備したエピソードなども紹介できればと思います。

最後にまとめます。

『自分の病院の地域での機能や役割を調べるためのキーワードや”地域医療構想”』

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